2016年5月の文章教室レポート

5月28日(土)、29日(日)の両日、アトリエ・メディアデザインを会場に、2回目の文章教室を開催しました。
 
通常の講座とは違い、受講者の希望に合わせて内容が変わるワークショップ形式です。
今回は勤め先で書かなければならない文章のレベルを上げたい、自己紹介や1分間スピーチの原稿をもっとうまく書きたい、趣味の集まりで書いている文章を見てほしい、エッセイコンテストに応募する作品を添削してほしい、などの方々にお集まりいただきました。
 
講師であるライター・編集者の大泉が説明する時間は必要最小限にして、その場で書いた自己紹介文を発表し合ったり、夏目漱石『夢十夜』の「第一夜」の紹介文を作成したり…。
受講者の皆さんには、「集中すると3時間もあっという間ですね」と言っていただきました。充実した時間を過ごしていただけたようで、うれしい限りです。
 
次回は6月25日(土)と26日(日)に開催します。
90分、1,000円から参加可能です。どうぞご検討ください。

2016年4月の文章教室レポート

4月23日(土)、24日(日)の両日、アトリエ・メディアデザインを会場に、初めての文章教室を開催しました。

 

通常の講座とは違い、受講者の希望に合わせて内容が変わるワークショップ形式です。
今回はお店のPR文を書きたい、エッセイコンテストに応募する作品を見てほしい、仕事で書く文章をレベルアップさせたい、長編小説のプロットの書き方が知りたい、などの方々にお集まりいただきました。

 

講師であるライター・編集者の大泉が説明する時間は必要最小限にして、受講者どうしが感想を述べ合ったり、夏目漱石『夢十夜』の「第一夜」を音読したり、その紹介文を作成したり…。
受講者の皆さんには、楽しみながら、充実した時間を過ごしていただけたようです。

 

次回は5月28日(土)と29日(日)に開催します。
90分、1,000円から参加可能ですので、どうぞご検討ください。

2015年10月のワークショップレポート

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4回にわたって行いました、10月のワークショップが終了しました。
各回ともに熱心な参加者に恵まれ、充実した講座となりました。
おかげさまで好評で、アンケートでは「続きをやってほしい」「個人指導を頼みたい」などのお言葉をいただきました。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

2015年10月 クリエイターと楽しむ みんなのワークショップ

ワークショップスタイルでプロのクリエイターから直接学べる、充実の3時間×選べる4講座!
情報発信をめざすあなたのための実践講座です!

◇プロのクリエイターと一緒に〈仕事体験〉
◇参加者同士で楽しむ〈相互交流〉
◇「ここだけの話」「お金の話」も聞ける〈業界トーク〉


◆選べる4講座!
10/17(土) 「いつもの文章を《リライト》でバージョンアップしましょう」
10/18(日) 「デジタル一眼でモノを撮りましょう」
10/24(土) 「POPは手描きで作りましょう」
10/25(日) 「今日から出版社!電子書籍を作りましょう」

申込メールフォーム

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◆日時 10月17日(土)・18日(日)・24日(土)・25日(日) 13:30〜16:30
◆会場 せんだいメディアテーク7階会議室b 会場地図はこちら
◆受講料:1講座2,000円
◆定 員:各回20名(申込先着順)


◆10月17日(土)13:30〜16:30
「いつもの文章を《リライト》でバージョンアップしましょう」
 売れる・集まる・広めるために! あなたの文章が見違える「ちょっとの工夫」をお教えします。
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◇神坂礼子(コピーライター)
 山形県出身。好きな食べ物は、りんご、ラフランス、おはぎ。紙媒体からからマスメディアまで、コピーライター、インタビュアー、編集者、プランナー、プロデューサー等として「書く」ことに幅広く関わり20年、いまなお進化を求めて自己研鑽中。エッセンシャリスト、しつもん読書会ファシリテーター。


◆10月18日(日)13:30〜16:30
「デジタル一眼でモノを撮りましょう」
 今回はデジタル一眼カメラを持参できる方限定! 機材選びや撮影術をお教えします。
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◇庄子隆(フォトグラファー)
 宮城県出身。10年間のサラリーマン生活の後、商業写真の世界へ。メーカーの商品写真、建築写真、スナップ、料理、モデル撮影などのアシスタントを経て、2011年『Ray-Photo 庄子隆写真事務所』を開設。現在は商品撮影、料理撮影、雑誌取材を中心に活動。コーディネート、スタイリングにも対応し、特に料理撮影に定評がある。また被災地の地域ブランドに関わる仕事に力を入れており、震災後の気仙沼市の記録写真撮影にも力を注いでいる。


◆10月24日(土)13:30〜16:30
「POPは手描きで作りましょう」
 まだパソコンですか? 温かで個性的なPOP(メッセージパネル)の描き方をお教えします。
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◇真山正太(グラフィックデザイナー)
 岩手県出身。グラフィックデザインを生業(なりわい)として30数年。パッケージデザイン、グラフィックデザイン、商品開発、コーディネートなどを手掛ける。デザイン講座・講習会の講師も務め、NPO・各種団体の情報発信に関する良き相談役でもある。デザイン系高校、専門学校非常勤講師。


◆10月25日(日)13:30〜16:30
「今日から出版社!電子書籍を作りましょう」
 Amazonで電子書籍を作って売って2年半! 基本のキから最新情報までをお教えします。
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◇伊東利光(メディアクリエイター)
 福島県出身。日用品メーカーのマーケティング部で企画・製造のプランニングを行い、大学研究職を経てフリーのクリエイターに。電子出版やパソコンソフトの研究にも取り組み、2013年からは電子出版レーベル「仙台文庫e」の発行責任者を務めている。


■お申し込み方法
 定員は各回ともに先着20名様です。申込メールフォームをご利用ください。
※当日キャンセルの場合はキャンセル料を申し受けますのでご了承ください。
※メールフォームがご利用いただけない場合、次のアドレスあてに希望講座の日付・フルネーム・お電話番号・メールアドレスをお送りください。
kouza@mediadesign.jp
※メールがご利用いただけない場合、次の電話番号までお申し込みください(平日日中のみ)。
090-3049-0613(担当:ちば)


■受講料のお支払い
当日会場にてお支払いください。ただし当日キャンセルの場合はキャンセル料を申し受けますのでご了承ください。

「シゴトのカタチ5」第3回(齋正弘さん)レポート

文:大泉(メディアデザイン)/写真:今村(猫の手)

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今回の講師である齋正弘さんは、1981年に開館した宮城県美術館に準備段階から勤務し、来館者と直接ふれあう「教育普及部」でお仕事をなさってきました。開館中は誰でもいつでも使える「創作室」で利用者の相談に応じたり、おもに10歳以下の子どもたちを率いて美術館の裏表を巡り、驚きと出会う「美術館探検」を行ったり。
http://www.pref.miyagi.jp/site/mmoa/education-education-04.html
http://www.pref.miyagi.jp/site/mmoa/education-education-06-02.html

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学校での図工や美術とは全く違うそのユニークな活動は、日本の美術館における教育活動の先駆者として高く評価されてきました。定年で退職なさいましたが、今も毎週木・金・土は県美術館でお仕事を続けておられます。
また、仙台や沖縄の大学で学生を指導していますし、最近では茨城県近代美術館に呼ばれ、「ワカラナイ ノ ススメⅡ」という展覧会の展示を参加者と見て回ってお話をしてきたそうです。
http://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/exhibition/kikaku/index.html

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そんな齋さんによれば、「ワークショップ」の本質は一人ひとり個別の相談に応じること。先生の指示でいっせいに作業をしたり作品を作ったりするのは講義や講座であって、ワークショップではない、と言います。
この日の講座も「ワークショップ」を名乗っていただけに、ちょっと青くなってしまいマシタ…。しかし米国での経験や、ご自身の母校である宮城教育大学で受けた教育のお話など、具体例を交えて分かりやすくご説明いただくうちに、参加者の間に「ナルホド!」が広がります。

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他にも「ビジュアルシンキング」という美術教育や、作品を見たり創ったりすることで「他人とは違う《自分》を生きる」ことができる、などの刺激的なお話が次々と展開します。
後半は司会役の大泉が持ち込んだ画集から、参加者に一つずつ作品を選んでいただいてお話をお聞きしました。しかし齋さんの「いいと思ったら言葉はいらない!」に、みんなビックリ。
どんな作品でも、細部までよく見て疑問を持ったり、自分なりに想像をはたらかせたりすることが一番面白いし、一番大切だとのこと。いくつかの作品について実際にその例を挙げていただき、みんなで笑ったり感心したり。

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あっという間に時間が来て、最後に皆さんに感想をお聞きしました。「楽しかった」「みんなとは違う自分で良いのだと自信が持てた」という方が多く、主催者としてはうれしい限りです。
「子どもの時に美術館探検で齋さんに出会いたかった」という方もいらっしゃいましたが、今からでも遅くありません。宮城県美術館の創作室に訪ねて行きましょう!
「ワークショップ シゴトのカタチ5」シリーズはこれにておしまい。あとは12月6日の特別編を残すだけとなりました。齋さん、参加者の皆さん、どうもありがとうございました。

「シゴトのカタチ5」第2回(WOO-JOEさん)レポート

文:大泉(メディアデザイン)/写真:佐藤(猫の手)

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今回の講師WOO-JOEさんはフィギュアの原型師。
マンガやアニメ、映画などの人気キャラクターを、立体化して商品にするのが仕事です。
子どもの時からプラモデルを作ったり、紙粘土で人形を作るのが好きだったというWOO-JOEさん。
「フィギュア」や「原型師」という言葉さえ知られていなかった時代に、ホビーの専門誌を熱心に読んで、「いつかは自分もこういう作品が作れるようになりたい」と思っていたそうです。

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高校卒業後は専門学校でデザインを学び、デザイナー兼イラストレーターとして就職。
大変な忙しさの中、印刷の知識や営業の難しさなど、現場で多くのことを学びます。
そして2年目、3年目と、少しずつ仕事に余裕が生まれるに従って、フィギュア熱が再燃しました。
勤務のかたわら、早朝や深夜にフィギュア作りに取り組み、商品としての魅力を高めるためのパッケージもデザインして作りました。
東京で開催された展示会に持ち込んだところ、米国のフィギュアメーカーの目にとまり、いきなり商品化が決定!
プロとしての第一歩を踏み出します。

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ご本人は「運があった」とおっしゃいましたが、スライドで見せていただいたそのSF映画のキャラクターやパッケージは完成度が極めて高く、参加者からは思わず「おおっ」という声が上がります。
「まだ商品化されていないキャラクターの中から、『自分のようなマニアなら絶対に欲しいはず』と思えるものを選んで作った」とのことで、プロデュース能力の高さにも驚かされました。
その後はお勤めをやめて制作に打ち込んだそうです。
決して順風満帆ではなかったし、いろいろなトラブルにも見舞われたそうですが、それを乗り越え、今では注文の絶えない人気原型師に。
「これからもユーザーが求めるフォルムを追求したフィギュアを、メーカーとタッグを組んで開発していきたい」とのことでした。

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後半は、熱を加えると固まるという特殊な粘土を使っての実演です。
「今日はスピード重視ですからいろいろ省略します」と断って、作業を開始。
粘土を手でちぎりながら全体の形を作り、小さなヘラなどを使って細部を表現します。
何も見ずに宇宙人の頭部を作ったのですが、あまりの速さと精巧さに、参加者からは「魔法を見ているよう」の声も。
わずか30分で「完成」です。

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「もう一つ作りましょう。今度は皆さんが〝半分〟作ってください」とWOO-JOEさん。
西洋人男性の頭部を作り、左半分に眼の位置や唇、耳を作ると、「では右半分をお願いします」と、参加者に回します。
緊張しながらも、アドバイスを受けながら加工に挑戦する皆さん。
左右のバランスに気をつけながら顔の各部分を担当し、順番にWOO-JOEさんのOKが出るまで頑張ります。
最後にWOO-JOEさんが髪の毛を加えて、ほぼ「完成」。
参加者から歓声が上がりました。
WOO-JOEさんは、仙台市内のカルチャーセンターに教室を持っていらっしゃるとのこと。
受講者は圧倒的に女性が多いそうです。
この日の上手な教え方からも、その人気ぶりを察することができました。
WOO-JOEさん、本当にありがとうございました!

「シゴトのカタチ5」第1回(清水千佳さん)レポート

文:大泉(メディアデザイン)/写真:今村(猫の手)

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主宰者の関口怜子さんが「ハート&アート空間 ビーアイ」を設立したのは1987年。
「ビーアイ(自分自身であれ!)」を合言葉に、主に子どもたちが表現を楽しむ場として定着し、今では仙台になくてはならない存在です。
今回は、5年前からスタッフを務め、いくつかのクラスでワークショップを担当している清水千佳さんをお招きして、お話をうかがいました。

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いくつかの印刷物やスライドを見ながら教えていただいた、その多彩な活動とは…。
絵や工作だけでなく、お料理やお菓子を作って食べたり。
「ビーアイ」の向かいにある西公園に出かけて〝木の赤ちゃん(実生)〟を探したり。
大人を対象に、町家に泊まって「暮らすように楽しむ京都」ツアーを行ったり。
私たちが便利さを追求した結果、失ってしまった感覚や知恵に気づき、それを実際に体験しながら楽しく学べる機会を提供しているのです。

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ワークショップは、子どもたちの個性を把握し、それぞれのクラスに合わせたオリジナルの内容を考えるとのこと。
クラスは毎週1時間半ですが、清水さんが「段取り八分」とおっしゃった通り、そのために大変な時間と労力をかけて準備なさっています。
実際の作品も見せていただき、どんな声がけをしながら子どもたちに接しているのかを教えていただきました。
一人ひとりに合わせた、細やかな配慮が行き届いていることがよく分かりました。

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後半は、清水さんが用意してくださった材料を使ってのミニワークショップ。
作品作りに挑戦です。
まずは台紙の色や、貼り付ける紙片を選ぶところからスタート。
最初はちょっと構えてしまったり戸惑っていた参加者の皆さんも、ハサミを動かすうちにどんどん夢中になって、集中することおよそ30分。
できた作品は、題名をつけてお互いに紹介しあいます。

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参加者にお聞きすると、「何年も前からビーアイに興味があったけれど、今日ついにお話を聞くことができた」という方が数名いました。
楽しんでいただけたようで、うれしい限りです。
接している子どもたちのために、そして自分自身のために、今日のような時間がもっと必要なんだな、と実感することができました。
ビーアイのスタッフが企画・運営に携わっているイベント「杜の都・西公園を遊ぼう!」は参加者を募集中とのことです。
情報は「ビーアイ」のブログで、ぜひどうぞ。
http://1987bei.blog.shinobi.jp

11/9から「シゴトのカタチ5」が始まります

「シゴトのカタチ」は仙台でアートやカルチャー、クリエイティブを仕事にしている講師によるワークショップです。
話を聞くだけでなく、体験や実習を通して、創造的な仕事について学びます。(全3回+1)

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メディアデザイン・ワークショップの第5シリーズを開催します。
今回も創造的な仕事について、仙台で活躍中のプロの方々の話を聞くだけでなく、体験や実習を通して学びましょう。
表現を仕事にしたい方はもちろん、今しているけれどもレベルアップしたい方、講師の個性に触れて刺激を受けたい方など、幅広い方々のご参加をお待ちしています!

◎日程とテーマ
11/9(日)「子どもとアートを楽しむシゴト」清水千佳
11/16(日)「フィギュアをデザインするシゴト」WOO-JOE
11/30(日)「美術ワークショップのシゴト」齋正弘

○時 間:全回13時30分〜16時30分 ○参加費:1,500円(1回あたり)
○会 場:せんだいメディアテーク アクセス
     2階会議室/7階会議室a/b(回によって異なります)
○定 員:各回20名(申し込み先着順)


12/6(土)特別編「ワークショップのつくり方」大泉浩一
○時 間:19時〜21時 ○参加費:1,000円
○会 場:メディアデザイン アクセス
○定 員:8名(申し込み先着順)

*お申し込みはこちらのメールフォームから

「シゴトのカタチ4」第4回(佐藤萬里子さん)レポート

文:清野(猫の手)/写真:我妻(猫の手)

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「シゴトのカタチ4」の最後となる第4回の講師を務めたのは、ユニバーサルファッションデザイナーの佐藤萬里子さん。

ユニバーサルファッションデザイナーとは、その人の体型や障がいの有無に関わらず、全ての人が快適に生活できるような衣服をデザインし、提供する仕事。
もともと洋裁を仕事にしていた佐藤さんは、病気や障がいを持った人たちの服の不自由さに気付き、「ユニバーサルファッションデザイン工房繕」を設立。様々な悩みや障がいを持つ方の服作りを行っています。

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お話は、実際に佐藤さんがデザインされた服を紹介しながら進行。病院での苦労話や、その服に込められたストーリーをお話し頂きました。中にはリウマチで悩む方のため、車で1時間以上かかるお宅を何度も訪問しつつ完成させたものもあり、この仕事の難しさを感じさせるストーリーも。
洋服の歴史や成り立ちに関しても造詣が深く、こうした服に対する深い想いが、作品に現れているのだと感じられました。

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ファスナーやスリットひとつをとっても、そこに着やすさ・動きやすさなどへのアイデアが込められおり、その機能性を上手くデザインに取り入れていることがわかります。「ちょっとした不便がデザインのチャンス」。”機能的”かつ”おしゃれ”であるという、佐藤さんの服作りのポイントです。既製品にはない着心地の良さがあります。

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ハトロン紙を自由に使って洋服を作るワークショップでは、小さい頃に戻ったつもりで楽しく手を動かしました。完成した作品は、ただ1枚の紙から作ったとは思えない出来映え!その完成度の高さに、講師の佐藤さんから思わず感嘆の声も。
ただ1枚の紙に、折る、穴をあける、ねじるといった単純な作業で衣服が出来るという工程は、衣服の本質を感じさせてくれる面白い内容。ユニバーサルファッションデザインにも繋がる発想です。

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「ひとつひとつの洋服に物語がある。障がいなどであきらめていた方もおしゃれも楽しめることで、生きる意識につながることもある」と佐藤さん。ユニバーサルファッションデザインには、洋裁技術だけでなく、障がいや体の特徴など着る人への理解、知識が必要です。ゆえに、真に人の生活に密着した仕事のひとつと言えるでしょう。

ワークショップ終了後も、熱心に佐藤さんの作品を見る参加者がいらっしゃいました。
たくさんの笑顔につながるこの仕事。これを機に、もっと広がりがみられると嬉しく思います。

「シゴトのカタチ4」第3回(庄子隆さん)レポート

文:藤野(猫の手)/写真:今村(猫の手)

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仙台で広告写真を中心に活躍されているフォトグラファーの庄子隆さん。
今回のワークショップでは、受講者それぞれの私物をひとつ選び、そのチラシをつくるという設定での撮影のワークから始まりました。

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黙々と撮影をしながらも、漠然としていてどう撮ればいいのか分からず、何枚も撮ってみてもなかなか満足な写真がとれませんでした。
ワーク終了後、庄子さんからクライアントからの依頼を把握し、テーマを決める事が大事だと説明がありました。そしてそのテーマはクライアント、ディレクター、デザイナーなどの様々な人達と作り上げていくものだそうです。まずはテーマの大事さを実感できるワークとなりました。

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そして、実際の写真をみながら話は進んでいきます。料理、商品の撮影をする場合、対象物の魅力を伝えられるかは、ピントの合わせ方にも左右されるとのこと。つまりセールスポイントをきれいに見せられる構図を作るためには”どこにピントを合わせるか”が大事。
様々な料理のピントの位置を教えてもらい、庄子さんのテクニックの数々を垣間みる事もできました。

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また、庄子さんの仕事の一つである気仙沼の復興の記録写真にも、庄子さんならではの”ピントをどこに合わせるか”があり、テーマがありました。それは、”心が軋んでしまう被害にはピントを合わせない”ということです。一見被災地だと気づかない写真を見ると、気仙沼を大事に思う人達の気持ちも一緒に写っているような気がしました。

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そしてついに最後。2回目の撮影のワークです。テーマを設定して撮るという課題が出た事で、はじめのワークとは変わって、様々な撮り方や構図を試して動きのある撮影となりました。
テーマを考え、セールスポイントを見つけ出し、ピントを合わせていくと、撮影のしやすさもさる事ながら楽しさも倍増です。
またワーク中も庄子さんは受講者の方々それぞれの疑問にも丁寧に答えられていました。
話も盛り上がり、あっと言う間に終了の時間となりました。