「Kindle Kids’ Book Creator」を起動。ようこそ画面で「新しい児童書を作成…」をクリック。
作成のための手順
原稿にはPDFファイルかJPEG、TIFF、PNGフォーマットの画像ファイルを用意しておく必要があります。
本の詳細を記入
タイトルと著者名は必ず記入する必要があります。
本の言語を選ぶリストに日本語がありません。取り合えず「English」を選んでおけば作成するのに不都合はないようです。
作成しておいた空のフォルダを本を保存する場所として指定します。
本のレイアウトを指定
横向きのページでは見開き表示をどうするか選択できます。
縦向きではページ表示のオプションはありません。
本の開き方は、左から右に固定されています。
カバーとページの追加
PDFファイルなら最初のページが表紙に使用され、次のページから自動的に読み込まれて電子書籍のページに変換されます。
画像ファイルでは表紙と中身は別々に指定します。どちらの方法を使っても後からページを追加することは可能です。
プレビュー
ページのインポートに成功すれば、本の見え方を確認できます。
メニューの「本のプレビュー」>「本のプレビューを作成…」でプレビュー用のファイル「content.mobi」が本を保存する場所に指定しておいたフォルダに作られて、Kindleプレビューアで開かれてプレビューされます。
テキストポップアップ機能
「Kindle Kids’ Book Creator」ならではの機能テキストポップアップは、ページの特定のエリアをダブルタップすると指定したテキストが表示されるという仕組みです。
「ポップアップを追加」ボタンをクリックするとページ上にタップエリアが追加されます。
タップエリアは動かすことができ、ページ上の任意の場所に任意のサイズで設置可能です。
ポップアップするテキストはタップエリアを選択すると出てくる「ポップアップを表示」をクリックします。
表示されたポップアップの中にテキストを入力します。
ポップアップするエリアの場所、サイズは任意に設定できます。
電子書籍の出力
メニューの「ファイル」>「出版用に保存…」で電子書籍ファイルを本を保存する場所に指定しておいたフォルダに出力します。
ファイル名を確認
現在のWindows版のプログラム(バージョン1.000/079e3bc)では、出力されるファイルの名前の拡張子が”.mobi)”となることがあるようです。拡張子がおかしい時は、最後の”)”は削除して”.mobi”に直して完成です。
今回作成したサンプル
サンプルとして使用した絵本は、国立国会図書館デジタルコレクションで公開されている著作権保護期間が満了した作品です。
タイトル 花咲かじいさん
著者 百田宗治 文、清原ひとし 絵
出版者 国民図書刊行会