プラゴミ観察 宮城県亘理郡亘理町 吉田浜1

秋晴れのとても気持ちの良い海岸。
波は穏やかでしたが、太平洋の広さを感じる懐の広い浜辺でした。

大きめのゴミの写真を掲載しました。
小さなプラスチックの破片がたくさん見られるのは七ヶ浜と一緒です。ただ、カキの養殖場からはずっと離れているので、養殖に使われる「豆管」はずっと少なくて地域差を感じます。
とにかく広い砂浜なので、見て回れたのはホンの一部だけでした。

プラゴミ観察 宮城県七ヶ浜町 表浜13

海岸についた途端に雨風が強くなり外に出られず。
車の中で昼食を取りながら30分ほど待つと太陽が出てきました。

満ち潮でした
豆管はたくさん見つかります
正体不明のプラスチック
保冷材のパッケージらしい
これはガラス瓶でしょうか
漁具のロープ
ギンカクラゲ

タイヤの表面に色の付いた線(識線)がついている未使用らしいタイヤが漂着していました。製造表示を見ると2011年の第8週(2月)の生産となっています。
つい最近新聞で報道された漂着タイヤと同じものだと思います。

「蒲生干潟にタイヤ散乱 津波で流された仙台港のコンテナから漂着か」
https://kahoku.news/articles/20211018khn000036.html

プラゴミ観察 宮城県七ヶ浜町 表浜12

午前中降っていた雨があがり、いつもの表浜へ。
人気のない浜辺は、繰り返す波の音だけが響いていました。

目立つ大きな漂着ゴミは少なめです。
たくさん打ち上げられていたのは「ギンカクラゲ(銀貨海月)」

見た目は薄く輪切りにした大根のようです。
暖かい海の外洋に多いとされているクラゲですが、宮城県の沿岸にも見られるようになってきました。温暖化で海水温が上昇している影響でしょうか。

プラスチック片
ガラス片
プラスチック片
カキ養殖で使われるパイプ
発泡スチロール片
しゃもじ

拾いきれないほど散らばっているのがカキ養殖で使われる長さ1センチほどのパイプ、通称豆管(まめかん)です。
拾った豆管を何かの形で利用するために思案中です。

プラゴミ観察 宮城県七ヶ浜町 表浜10

この日はあまり時間が取れなかったので、駆け足で観察。
プラスチックの漂流ゴミがほとんどでしたが金属やガラスも混じっています。

ブルーシート
漁具(浮きの一部?)
漁具(ネット)
衣装ケース?
ペットボトル
納豆の容器
釣り具(ケミカルライト?)
ビニール袋
発泡スチロール
カップ麺の容器(紙)
アルミニウム片

プラゴミ観察 宮城県七ヶ浜町 表浜9

仙台市内ではキンモクセイのシーズンが終わり、イチョウの木々が色づき始めてきました。
七ヶ浜は、風は涼しくなってきましたが、日差しはまだ夏の雰囲気が残っていて砂浜を歩くと汗が吹き出す陽気でした。

いろいろな種類のプラスチックゴミが流れ着いていました。

ルアーフィッシングで使う疑似餌の一部らしいものもありました。

プラゴミ観察 宮城県七ヶ浜町 表浜8

先週に引き続き七ヶ浜の表浜に来ました。

仙台市内ではキンモクセイが香り始めてきましたが、天気が良かったこの日はまだまだ夏の雰囲気。

遠目には綺麗な砂浜に見えますが、小さなプラスチック片がたくさん流れ着いています。
これらを拾い集めるには根気がいります。

ちょっとだけ大物も回収。

しっかり日焼けしました。

宮城県七ヶ浜町でゴミ拾い活動をするために

ゴミを拾ったらそれを処理しなくてはいけないのですが、拾ったゴミは厳密には家庭ごみではないので、持ち帰って自宅のゴミと一緒に出すのは“ダメ”なのです。
それじゃあどうすればいいのか?

七ヶ浜町町役場に浜辺での清掃活動について、届け出の必要性、届け出が必要ならば、届け出の項目・内容、回収したごみの処理方法について問い合わせをしました。

七ヶ浜町では「しちがはまクリーンサポーター」制度があり、サポーターとして登録を行うことで、ごみ袋等の提供・ごみの収集処理などの支援を受けられるとのことでした。

しちがはまクリーンサポーター募集のお知らせ
https://www.shichigahama.com/benricho/oshirase/sanka3-010-8679.html

もちろん、サポーターに登録せずに個人で活動することも可能です。
七ヶ浜町の町民生活課に連絡することで、ごみの収集処理日の調整をしていただけるそうです。

プラゴミ観察 宮城県七ヶ浜町 表浜7

宮城県には緊急事態宣言が出されていますが、波の音を聞きながら潮風に吹かれてながらのゴミ拾い活動はいい気分転換になります。

表浜でのプラゴミ観察と言いながら、プラゴミの種類を分類したり記録したりしているわけではないので、これからは「ゴミ拾い」と呼ぶべきなのかもしれません。

今日は地元の方々が先に清掃活動を行っていたので、目立つゴミはあまりなくて、細かいゴミを拾い集めました。

それでもちょっと端の方へ行くと、役目を終えた土のうが見つかりました。
どこで使われていたのかわかりませんが、砂浜のこの場所でない事だけは確かです。

地元の方とお話をして、集めたごみは同じ場所に出すことになりました。

プラゴミ観察 宮城県七ヶ浜町 表浜6

天気が良くて気持ちのいい青空が広がった七ヶ浜です。
気温はそれほどでもありませんが、夏の日差しの下では長い時間の観察は厳しい。

2021年7月30日 宮城県七ヶ浜町 表浜

このような大物は個人で運び出すのはちょっと無理。
ロープや網を引っ張ってもビクともしません。
砂浜を30分も歩き回ると汗びっしょり。