「シゴトのカタチ2」第3回(虹乃美稀子さん)レポート

文:小野朋浩(小さな街)/写真:大泉浩一(メディアデザイン)

「シゴトのカタチ2」第3回、「シュタイナー幼稚園というシゴト」が6/30(日)に終了致しました。

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今回は「虹のこども園」園長兼担任/幼稚園教諭・保育士の虹乃美稀子さんを講師にお招きして開催しました。

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シュタイナーの思想をはじめ、幼稚園での仕事について、子どもたちとの接し方についてなど、既に在るイメージとのギャップを確認していきながら具体的に話を伺っていきました。

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後半は「子どもの問いかけに想像力で答える」という実習をおこないました。現在は昔と比べて様々な部分で便利になり、情報が増えてしまい、子どもの問いかけに正しい情報で答えてしまうことが増えたと話す美稀子さん。そうすることで、結果的に子どもの想像(創造)する力が減ってしまうのだそうです。どう返答することで、想像力を豊かに育めるかに注意しながら進んでいきました。

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特に印象的だった部分は、「子どもたちには特に指示を出さない」というお話でした。「ごはんだよー」「おかたづけだよー」「○○してねー」などと声をかけがちですが、幼稚園ではそういったことはせず、まずは先生(大人)たちが動いて示すようにする。そうすると、子どもたちは先生の動きに反応しながら、また他の子どもの様子を感じながら、自分のタイミングで集まり、自分から片付けをするのだそうです。

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子どもに対して、自分自身に対して、見つめなおす有意義なひと時となりました。

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