※ 起動できないときはポートをチェック
>>Skype、IISとXAMPP
もし、起動できないようであればXAMPPが利用するポートが既に使われている可能性があります。一部のアプリケーション(SkypeやGladinet Cloud Desktop、IIS)では、XAMPPのApacheが使用するポート番号80を使用することが知られています。
>>portcheck.batを使う
XAMPPをインストールしたパソコンのポート状況を調べるには、XAMPPをインストールしたフォルダ(xampp-portable\install)にある「portcheck.bat」を使います。
「portcheck.bat」をダブルクリックして起動すると、コマンドプロンプト画面のウィンドウが表示され、チェックが終わると自動的に閉じます。
xampp-portable\installフォルダに「portcheck.ini」というファイルが作成されるので、テキストエディタで開いてみます。
[Ports]
Port80=FREE
Port443=FREE
Port3306=FREE
Port21=FREE
Port14147=FREE
Port8080=FREE
XAMPPのモジュールが起動していない時に、すべてのポートが「FREE」となっていれば問題ありませんが、「BLOCKED」となっていた場合にはそのポートを使うことができません。
>>XAMPPコントロールパネルのNetstatでチェック
あるいは、XAMPPコントロールパネルの「Netstat」ボタンを押してチェックすることもできます。
Apacheで使うポート番号80、443が、既に使われていないか確認します。
もしも必要なポート番号が使われていた場合には、方法1 そのポートを使っているプロセス(プログラム)・サービスを停止するか、方法2 XAMPPで使うポートを変更する必要があります。
方法1 プロセス・サービスを停止
Windowsのタスクマネージャで必要なポート番号を使っているプロセスのタスクを終了させたり、サービスを停止します。
間違えて別のタスクを終了させたり、必要なサービスを止めると思わぬ副作用が生じたりトラブルの原因となる場合もあるので注意。
方法2 Apacheのポート設定変更
XAMPPポータブルをインストールしたxampp-portableディレクトリ内にあるxampp-portable\apache\confの「httpd.conf」のポート番号を書き換え。
httpd.conf
・・・・・・・
#Listen 0.0.0.0:80
#Listen [::]:80
Listen 8080
・・・・・・・
#ServerName localhost:80
ServerName localhost:8080
もう一つ、XAMPPポータブルをインストールしたxampp-portableディレクトリ内にあるxampp-portable\apache\conf\extraの「httpd-ssl.conf」のポート番号を書き換え。
httpd-ssl.conf
・・・・・・・
#Listen 0.0.0.0:443
#Listen [::]:443
Listen 448
いずれの場合も書き換えるポート番号は使われていない番号でなくてはなりません。
現在動いているローカルマシンに変更を加えない方法2がおすすめです。
方法2でポートを変更したローカルホストにアクセスするには
http://localhost:8080/
のように、ポート番号を付け加えてアクセスする必要があります。
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