日本産の軽量・高速ディストリビューション
linuxBeanは、「軽くて速くて即使える」ことを目標に据えた、ubuntu派生のLinuxディストリビューションです。調整しなくても日本語が使え、すぐにネットに繋がり、欲しいソフトが簡単が探せる、Linux初心者が古いPCを再生させるための切り札を目指しています。
linuxBeanプロジェクトサイトより
インストールに使用したのは、2014年4月にリリースのubuntu 14.04 LTSのminimal install版をベースにしたlinuxBean 14.04のライブDVD。非PAEのCPUを載せたマシンでの起動とインストールを確認しました。
bean1404-140427.iso をlinuxBeanプロジェクトサイトからダウンロード
インストールするパソコンは有線LANでインターネットに接続しておきます。ネットワークに接続されていなくてもインストールはできますが、必要なファイルのダウンロードやアップデートができません。
ライブDVDの起動
ダウンロードしたディスクイメージを書き込んだライブDVD をドライブに挿入し、パソコンを再起動します。
起動オプション画面が表示。
通常は一番上のNormal live bootを選んでライブDVDから起動しますが、起動しない場合は2番目以降のオプションでの起動を試します。今回はNormal live bootで起動しました。
ライブDVDで起動したlinuxBean、注意書きが表示されました。
デスクトップのインストールアイコンをダブルクリックしてもインストーラーが起動しない場合の対処法です。
linuxBeanをインストール
インストーラーが起動しないようなので、メニューのシステムツール>Xfce Terminalでターミナルエミュレータを起動。
ターミナルエミュレータに
ubiquity gtk_ui --automatic
インストールの開始。
日本語で表示されているはずなので[続ける]ボタンをクリック。
もし他の言語で表示されているようだったら、左側の一覧から日本語を選びます。
インストールに必要なディスク容量、インターネットへの接続の確認です。
アップデートのダウンロードとサードパーティーのソフトウェアをインストールするか選択できます。ビデオカードや無線LANのハードウェアを使うのに必要となる場合があるので選択しておきます。
[続ける]ボタンをクリック。
他のOSがインストールされているディスクへインストールする場合、そのOSと共存させてインストールするか、それともすべてをlinuxBeanにするか選択。WindowsXPとlinuxBeanの2つをインストールしたパソコンにすることが可能です(デュアルブート)。
インストールの種類を選び[続ける]ボタンをクリック。
linuxBeanをすでにあるOSとは別にインストールする場合には、一つのハードディスクを2つに分けて、linuxBean用の領域を作成。
境界線をドラッグして領域を決めたら[インストール]ボタンをクリック。
すでにあるOSと置き換えたり、削除して再インストールする場合には、自動で領域が確保されるのでこの操作は必要ありません。
インストールのためにハードディスクに変更を加えるかの確認画面。
インストールを続けるので[続ける]ボタンをクリック。
住んでいる地域を聞かれます。
Tokyoを選び[続ける]ボタンをクリック。
キーボードのレイアウトを[日本語]に選択。
すでに日本語が指定されていましたので、そのまま[続ける]ボタンをクリック。
名前、ユーザー名、パスワードを記入して、[続ける]ボタンをクリック。
しばらく待つと、インストールが終わりました。
[今すぐ再起動する]ボタンをクリックすればインストールしたlinuxBeanが起動します。
linuxBeanの起動
linuxBeanをすでにあるOSとは別にインストールした場合、再起動させると、GRUB(GRand Unified Bootloader)というブートローダによりOSを選択することができます。
一番上の*UbuntuがインストールしたlinuxBean、一番下がもともとあったWindowsXP。カーソルキーで選択し、Enterキーで起動です。何もしないままだと一番上のlinuxBeanが起動します。
インストール時に設定したパスワードを入力して、linuxBeanの利用開始。