本命登場
つい先日書いたエントリー、軽量Linuxを試す/wattOSのインストールで「もうすぐリリースされる予定のR8が本命?」なんてことを書いていましたが、その新バージョンがリリースされました。
wattOS
wattOS R8 (Release 8)のダウンロード
wattOS R8どの種類を使う?
最新版のwattOS R8には、3種類のデスクトップ環境が用意されています。
LXDEとMATEには32ビット版と64ビット版がありますが、Openbox(Microwatt)は32ビット版のみとなっています。
- Openbox(Microwatt)
Openbox(Microwatt)はwattOSの最軽量バージョンで、より少ないメモリーでも動くようになっている一方で、デスクトップがシンプル(ほとんど何もない)でWindows系のOSとは違った独特の操作性となっています。また、メニューを含めた日本語化は難しいようです。 - LXDE
LXDEはインストール直後は文字化けを起こすものの、日本語フォントと日本語入力パッケージをインストールすれば日本語化出来ました。 - MATE
MATEはインストール直後から日本語を表示できるようになっていますので、日本語入力パッケージのインストールだけで日本語入力が可能となります。
Openbox環境のMicrowattを使うのは、Windows系のOSを使い慣れた日本人にとって少なからずストレスを感じるかと思います。
LXDEとMATEは、基本的な操作性はほぼ同じです。初期状態でデスクトップのメニューパネルの位置が違っているのが大きな違いですが、パネルの位置は後から変更できるので気にしなくても大丈夫です。日本人にとっては、インストール直後から日本語表示されるMATEの方が、とっつきやすいかもしれません。画面のデザインはLXDEの方が、よりWindows系のOSに近い感じです。
オススメはwattOS R8 LXDE
LXDEとMATE、デスクトップ環境の違いは画面のデザインばかりではありません。使ってみるとMATEの環境ではネットワーク接続が正常に表示されませんでした。
有線LANでネットワーク接続しているにもかかわらず、ネットワーク接続の一覧に表示されません。ボタンの配色もおかしいようで、見えにくくなっています。
ほかにもMATEでは、メニューの[システム管理]にある[サービスの管理]は起動しない一方で、[設定]にある[自動起動するアプリ]でログイン時に実行するサービスを指定するようになっていたり、メニュー項目に[スクリーンセーバー]が2つあったりと、完成度が今ひとつの感が否めませんでした。
今のところ、軽量LinuxとしてwattOSを使うのであればwattOS R8 LXDEを選択するのが良さそうです。
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