軽量Linuxを試す/wattOS R8 LXDEの日本語化

文字化けのwattOS R8

インストール直後のwattOS R8 LXDEは、日本語フォントがインストールされていないのが原因でログイン画面が文字化けしています。
文字化けしていてもなんとか手探りで日本語環境を整えます。

wattOS R8 LXDEへログイン

最初の画面でユーザー名を入力してEnterキーか、右下のボタンをクリックします。
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次のウィンドウではパスワードを入力してEnterキーか、右下のボタンをクリックします。
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ログインできましたが、日本語が文字化けしています。
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Synapticパッケージマネージャの起動

Synapticパッケージマネージャを起動します。
画面の左下のアイコンをクリックするとメニューが展開します。そこの下から3番目にマウスカーソルを合わせると更にメニューが表れます。
文字化けしていますがSynapticパッケージマネージャは[Synaptic※※※※※※]と表示されているのでクリック。
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パスワードを尋ねられるので、ログインするときのパスワードを入力して[OK]をクリック。
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アップデートの確認

Synapticパッケージマネージャが起動しました。
最新の環境にするために、まず最初にパッケージのアップデートを確認します。
メニューの一番左にある矢印があるボタンをクリックします。
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アップデートの確認中です。
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アップデートがあるときは、メニューの左から2番めのボタンをクリックすると全てのアップデートが選択され、左から3番目のボタンがグレーから色がついた状態に変わりますのでクリックしてアップデートを適用します。
アップデートがない場合には左から2番めのボタンをクリックしても何も変化しません。
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日本語フォントのインストール

とにかく日本語の文字化けを解消するためにフォントをインストールします。
メニューの一番右にある虫眼鏡のボタンをクリック。
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パッケージを検索するウィンドウが表れました。
日本語のTrueTypeフォントが使用できます。今回は梅フォントをインストールしてみました。
フォントのパッケージ名は[fonts-horai-umefont]ですのでhoraiと入力して虫眼鏡のボタンをクリック。
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[fonts-horai-umefont]が検索表示されました。
パッケージ名を右クリックしてメニューの上から二番目を選択します。
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パッケージ名の左にチェックマークが付けられました。
メニューの左から3番目のボタンがグレーから色がついた状態に変わりますのでクリックしてフォントをインストールします。
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インストールの確認画面。
右下のチェックマークのボタンをクリックします。
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フォントパッケージのインストールが終わったら右下の×ボタンをクリック。
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ログインし直します。
画面右下のボタンをクリックし、メニューの一番下を選択します。
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ログアウトの画面が日本語で表示される用になりました。
[ログアウト]ボタンをクリック。
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今度はログイン画面も日本語で表示されます。
ユーザー名を入力。
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パスワードを入力。
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日本語入力パッケージをインストール

日本語が表示されるようになりましたが、まだ入力はできません。今度は日本語を入力するためのパッケージをインストールします。

フォントと同じようにSyapticパッケージマネージャを使います。
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日本語入力にはGoogle日本語入力のオープンソース版Mozc(もずく)を使うので、パッケージを検索します。
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今回はインプットメソッドフレームワーク(日本語入力とアプリケーションをつなぐシステム)のibusと組み合わせた[ibus-mozc]パッケージをインストールしました。
右クリックしてメニュy−からインストール指定します。
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他に必要となるパッケージの情報が表示されます。
[マーク]ボタンをクリックします。
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自動的に必要なパッケージがインストール指定されました。
[適用]ボタンをクリック。
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インストールされるパッケージの確認画面。
[適用]ボタンをクリックしてインストール開始。
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インストールが終わりました。
[閉じる]ボタンをクリック。
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日本語入力の設定

日本語入力パッケージをインストール後ログインし直します。
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一度ログアウトします。
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再びログインしたら、左下のアイコンをクリックしてメニューの[設定]から[IBusの設定]を起動します。
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[インプットメソッド]タブの[インプットメソッドの選択]をクリック。
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[日本語]>[Mozc]を選択。
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[追加]ボタンをクリックします。
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インプットメソッドに[日本語-Mozc]が追加されました。
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メニューの[アクセサリ]から[Leafpad]を起動します。
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Liefpadは軽量なテキストエディタです。
ここで日本語が入力できることを確認しました。
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ブラウザの日本語設定

これで日本語表示と入力ができるようになりましたが、インターネットブラウザの[Iceweasel]はメニューなどが日本語になっていません。
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Iceweasel用の日本語パッケージをインストールします。
これまでと同じようにSynapticパッケージマネージャで[iceweasel-l10n-ja]を検索してパッケージをインストールします。
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メニューなども日本語で表示されるようになりました。
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Terminalを使って日本語化

Synapticパッケージマネージャを使わないもう一つの方法、Terminalからコマンドを入力して日本語化することもできます。というか、LinuxであればTerminalを使う方がスタンダードでしょうか。

画面下の左から三番目、モニターのアイコンをクリックしてTerminalを起動します。
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sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
sudo apt-get install fonts-horai-umefont
sudo apt-get install ibus-mozc
sudo apt-get install iceweasel-l10n-ja

を順番に行います。
ログインしなおしてから[IBusの設定]を行います。